
つけっぱなしピアス|敏感肌でも24時間快適に過ごす素材&ケア完全ガイド
アレッタジュエリー直営店にご来店頂いたお客様から「つけっぱなしにできるピアスを探しているのですが」というお声をよくいただきます。お話をお伺いしてみると、ご自分で着けているピアスの素材やつけっぱなし対応かどうかはわからず、ピアスをずっと着けたままにしていらっしゃる方もいらっしゃる印象を持ちました。
「ピアスをずっとつけっぱなしにしたい」と思っている方は本当に多くいらっしゃるとお思いますし、つけっぱなしできるピアスを探していて、このジャーナルを見つけて頂いた方も多いのではないでしょうか。
一方でピアスをつけっぱなしにするための必要なポイントや情報は、きちんとまとまったかたちで世の中に出ていない気がします。そこで今回のジャーナルでは、基本的な金属アレルギー対策から、汗や劣化に強いつけっぱなし対応ピアスの選び方、ピアスホールのケア方法まで、ピアスを選ぶ際に必要な知識を全てお伝えしていきます。
これを読んで頂ければ、もうつけっぱなしピアス選びで迷うことはありません。
第1章|つけっぱなしできるピアスとは?メリットとデメリットを5分でわかりやすく解説
まずは「つけっぱなしピアス」のメリットとデメリットをわかりやすく整理。それぞれの特徴を具体的にご紹介していきます。
1-1. つけっぱなしピアスが叶える3つの快適なメリットとは?
ピアスを日常的につけっぱなしにするという選択は、もしかしたらあなたの暮らしを、今以上にシンプルで快適なものに変えてくれるかもしれません。毎日ピアスを着けたり外したりする行為は思ったより時間や手間がかかるものなのです。
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毎朝のルーティーンが簡単に
ピアスを選んだり着けたりする時間が自由になり、朝の準備にも心の余裕が生まれます。その時間は自分自身と向き合うゆとりとなり、やがて毎日の暮らしに宿る、余白の美として昇華されていくかもしれません。
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ピアスの紛失リスクが減る
ピアスを片方だけ失くしてしまうのは、朝急いで着けた時や、外出先で無意識に外してしまったとき。つけっぱなしにすることで、こうしたうっかりした紛失を未然に防ぐことができ、もう悲劇を繰り返さずに済むかもしれません。
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ピアスホールが安定する
ピアスホールを開けた直後は、「つけっぱなし」の状態が理想的。特に軟骨ピアスの場合は、触れたり動かしたりしないことが治癒を早め、ピアスホールを安定させる最短ルートとなります。清潔な状態を保ちながらの「つけっぱなし」は、ピアスホールを安全に育てる上で理にかなった方法です。

1-2. 知っておきたい「つけっぱなしピアス」の2つのリスクと対策術
次に覚えておいていただきたいのは、「つけっぱなし対応ピアス」は万能なわけではないということ。ピアスを長時間着用したままにしていると、思わぬ肌トラブルや不快感に悩まされる可能性も。快適で安全につけっぱなしの状態を楽しむためには、リスクを事前にしっかり把握した上でピアス選びをすることが重要です。
リスク | 主な原因 | 最低限の対策 |
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金属アレルギー | ニッケル・銅が汗で溶出 | チタン・316L・18金・シルバー925を選ぶ |
圧迫・引っ掛かり | フープ内径不足/突起キャッチ | 耳厚+1 mmの内径を確保/キャッチレスピアスを選ぶ |
最優先は金属アレルギーに配慮した素材選びです。アレルギーリスクを最小限に抑えるためには、純チタンやサージカルステンレスなど肌に優しい素材を選ぶのがおすすめです。また、着用中に起こりやすい紛失や引っ掛かりなどのトラブルを防ぐためには、キャッチレスデザインのピアスがおすすめ。
2章以降では、具体的なピアスの素材選びやサイズ選びのポイントを詳しくご紹介していきます。

第2章|ピアス素材で叶える“24時間の快適さ”
──つけっぱなしに最適なチタン・316Lサージカルステンレス・シルバー925を徹底比較
あなたの体は、ピアスの素材に含まれる金属成分を敏感に感じ取ります。選ぶ素材次第で、快適に過ごせるか、それとも不快なかゆみや炎症に悩まされるかが決まります。ここでは人気の高い3つのピアス素材―チタン、316Lサージカルステンレス、シルバー925―について、データと実際の着用感をもとに徹底比較しました。
2-1. 一目でわかるピアス素材スペック早見表
素材 | 主成分 | 重量比* | ニッケル溶出** | 推奨ゲージ | つけっぱなし適性 |
純チタン | Ti 99.4% 以上 | 4.5 g/cm³ | 0 μg/cm²/week | 16〜18G | ★★★ 快適度トップ |
316L ステンレス | Fe+Cr+Mo | 7.9 g/cm³ | 0.1 μg/cm²/week | 16〜18G | ★★★ コスパ◎ |
シルバー925 | Ag92.5 Cu7.5 | 10.5 g/cm³ | 0.3 μg/cm²/week | 18G | ★★☆ 上品&軽アレ向き |
*比重目安。小さいほど軽量 **JIS 準拠試験:数値が小さいほど低アレルゲン
2-2. 純チタン——羽根のように軽く、盾のように丈夫な安心素材
耳にふれた瞬間、まるで空気だけを通したような軽さを感じられるのが純チタンの特徴。一般的なピアス素材と比較して約半分という軽量さは、長時間つけっぱなしにした際の耳への圧迫感や疲れを劇的に軽減します。さらに、金属アレルギーを引き起こしにくい医療用グレードの安全性も兼ね備えているため、敏感肌の方やつけっぱなしピアス初心者の方にも理想的な素材です。
2-3. 316Lサージカルステンレス——コスパの良さとタフさを兼ね備えた万能素材
クロムやモリブデンを含む316Lサージカルステンレスは、汗や温泉の成分にも負けない優れた耐久性をもつ、“さびにくい鎧”のような素材。ランニングやサウナなど、アクティブなシーンでもピアスを外したくないという男性にも愛用者が多く、フープタイプはメンズピアスで高い人気を誇っています。気をつけたいのが重量感。外径12mmを超えるサイズを選ぶ場合は、厚みを1.2mm以下に抑えるのがおすすめ。
2-4. シルバー925——上品な質感と扱いやすさを両立した天然素材
シルバー925の魅力はなんといっても自然がつくりだした鉱物だけがもつ、やわらかく繊細な光沢。着ける人の肌の色をワントーン明るく美しく引き立ててくれます。一方でシルバー925は、強度を高めるための少量の銅を含む合金であることから、長時間の着用や汗によって黒ずみや変色が生じることも。
「つけっぱなしピアス」としてシルバーを楽しみたい場合は、表面にロジウムコーティングが施されたものがおすすめ。変色だけでなくニッケルなどの金属成分の溶出を大幅に抑えることができるので、安心して24時間快適に着用し続けることができます。
第3章|シーン別・つけっぱなしピアスの楽しみ方─睡眠・スポーツ・プール&温泉まで
つけっぱなしピアスを選んだのに、睡眠やスポーツのたびに取り外すのはもったいない。ここでは「睡眠」「スポーツ」「プール&温泉」という3つのシーンをピックアップ。それぞれの場面でのトラブルを防ぐためのテクニックを解説します。
3-1. 睡眠も快適に——枕とピアスの摩擦をゼロにする工夫
夜の静かな眠りを邪魔するのは、つけっぱなしにしたフープピアスと枕カバーが触れ合って起こる小さな擦れ音や不快な摩擦感。ピアスキャッチが枕カバーにひっかかると怪我の原因にも。快適な睡眠のためには、まずこうした小さなストレスを取り除く工夫から始めてみましょう。
問題 | 解決アイテム | ミニ手順 |
枕との摩擦で痛い | ドーナツピロー | 耳が真ん中のホールに来るよう寝姿勢を調整 |
うつ伏せ派で耳が潰れる | シルク枕カバー | 摩擦係数 0.2→0.06 へ。翌朝の赤み軽減 |
片耳だけ引っ掛かる | ヘアバンド | 耳を包むよう固定し、無意識の寝返りをガード |
3-2. スポーツ中も快適さをキープ——汗や衝撃に強いピアス素材選び
スポーツ中に着けるピアス選びで最も重要なのは、汗や水に強い素材を選ぶこと。さらに激しい運動中でも外れたり変形したりしない、耐久性に優れたつくりであるかどうかも忘れずにチェック。素材の耐久性とピアスの構造、どちらもしっかり押さえることで、スポーツ中の快適さと安全性を両立することができます。
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素材優先順位:チタン ≒ 316L > シルバー925
チタンと316Lサージカルステンレスは耐汗性や強度が高いため、スポーツ時に最適。シルバー925は美しさが魅力ですが、汗への耐性や強度の面ではやや劣ります。スポーツシーンでは素材の選び方が重要になるので、この優先順位を覚えておきましょう。
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固定法:キャプティブビーズリング or ネジ式インターナル。
スポーツ時のピアスの固定法としては、「キャプティブビーズリング(CBR)」または「ネジ式インターナルタイプ」がおすすめ。キャプティブビーズリングは、小さなボールでリングをしっかり固定するため、激しい動きでも外れにくく安心。一方、ネジ式インターナルタイプは、引っかかりにくく、肌への刺激も少ないのが特徴です。
種目 | 推奨ピアス | 注意点 |
ランニング | チタンフープ 1.2 mm | 帽子の脱着で引っ掛けない |
ウェイトトレ | 316Lスタッド 3 mm | バーベルを担ぐ姿勢で圧迫注意 |
ヨガ | シルバー925ロジウム 8 mmフープ | 逆転ポーズは耳を圧迫しないマット配置 |
3-3. 温泉・プールでも安心——水質によるピアスの劣化を防ぐコツと素材選び
温泉に含まれる硫黄成分はシルバーを黒く変色させ、プールの塩素はピアスから金属イオンを溶出させます。こうした場所では変色や紛失のリスクが高まるため、ピアスを外すことが最も安全です。しかし、どうしても外すことが難しい場合は、以下で紹介する対策を徹底して、水質ダメージからピアスをしっかり守りましょう。
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入浴前の準備:
入浴前の準備として、ピアス表面にワセリンを薄く塗り、皮膜状のバリアを作りましょう。ワセリンによる保護膜は、温泉やプールの水質成分が直接ピアスの表面に触れるのを防ぎ、変色や金属の溶出を最小限に抑えることができます。入浴後は丁寧に洗い流し、水分をしっかり拭き取ることも忘れずに行ってください。
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入浴後のケア:
入浴後のケアとして、まずピアスに付着した温泉成分や塩素を取り除くことが大切。真水のシャワーで30秒以上、ピアスをしっかりとすすぎましょう。丁寧に洗い流したあとは、清潔なタオルやティッシュで水分を完全に拭き取ると、ピアスをきれいな状態で保つことができます。
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ピアスの乾燥:
まず清潔なティッシュで優しく水分を吸い取りましょう。その後、ドライヤーを弱風モードに設定し、ピアスから10cmほど離した位置から約5秒間軽く風を当て、完全に水分を飛ばしてください。短時間で乾燥させることで、ピアスの変色や金属劣化を効果的に防ぐことができます。
第4章|メンズ向けフープピアス寸法ガイド─仕事も休日も快適に過ごせる「つけっぱなしピアス」の選び方
メンズピアス選びにおいて最も重要なのは、さりげなく個性を主張する絶妙なバランス。ビジネスシーンからプライベートまで、24時間つけっぱなしでも快適に過ごせるフープピアスの理想的な寸法を、分かりやすい表と実際の着用例で解説します。
4-1. 【メンズ・ロブ基準】フープピアスのサイズ早見表
外径 | 厚み | 適合耳厚* | 見え方 | シーン |
8 mm | 1.0 mm | 〜4 mm | 点の輝き | オフィス/スーツ |
10 mm | 1.2 mm | 4〜6 mm | 控えめフープ | ビジカジ/デート |
12 mm | 1.2 mm | 6〜7 mm | 程よい存在感 | 休日カジュアル |
14 mm | 1.2〜1.6 mm | 7 mm〜 | しっかり主張 | ストリート/ライブ |
*耳たぶの最厚部をノギスで計測し「耳厚+1 mm」内径が目安
4-2. 素材別おすすめピアス構成──チタン・316L・シルバー925をシーンに合わせて選ぶ
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チタン 1.2 mm × 外径 10 mm
:ブラック or マットシルバー最も汎用性が高く、ビジネスからオフシーンまでシーンを問わず活躍します。軽量かつ丈夫な純チタンを選べば、長時間の着用でも耳への負担が軽く、金属アレルギー対策としても最適。落ち着いたブラックやマットシルバーのカラーリングは、どんな服装とも相性が良く、さりげない個性を演出します。
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316L 1.0 mm × 外径 8 mm
:キャプティブリング構造で安心感アップ外れにくいキャプティブリング構造で、仕事中や移動中でも紛失リスクを大幅に軽減。シャープで洗練された小ぶりなサイズ感(1.0 mm厚 × 外径8 mm)は、スーツスタイルとの相性も抜群で、さりげなくクールな印象を演出できます。耐久性も高く、日常的なつけっぱなしに最適なピアスです。
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シルバー925 1.2 mm × 外径 12 mm
:スタイルを引き立てる上品シルバーフープ
ほどよい存在感とシルバー特有の柔らかな輝きが、休日のカジュアルスタイルを上品に演出します。直径12 mmは耳元で程よく映え、リラックスした印象に。汗や変色が気になる場合は、使用後に真水で軽くすすぎ、柔らかい布やティッシュで水分を拭き取るだけで、美しい輝きをキープできます。
4-3. 留め具で差がつく快適さ──つけっぱなしできるピアスの留め具選びのコツ
ピアスを24時間つけっぱなしにする場合、意外と見落とされがちなのが、留め具の作り。デザインが魅力的でも、留め具の使い勝手や着用感が悪ければ、長時間の着用は難しくなってしまうことも。ここでは代表的な留め具の種類とそれぞれの特徴を比較し、自分にぴったりの快適な留め具選びのヒントをお伝えします。
留め具の構造が良くても、髪や洋服にひっかかる可能性はゼロにはできません。つけっぱなしする際に一番気をつけて頂きたいのが、洋服を着替える時のひっかけ。一番おすすめの選択肢としては、留め具がないキャッチレスデザインのフープピアスを選ぶことです。
留め具 | 外れにくさ | 寝返り快適度 | イメージ |
クリックフープ | ★★★ | ★★★ | ワンタッチで確実ロック |
キャプティブビーズ | ★★★ | ★★☆ | ビーズが外れにくいが装着にコツ |
ネジ式バーべル | ★★☆ | ★★☆ | 軟骨向け、ロブにも可 |
第5章|金属アレルギーQ&A──つけっぱなしでも“かゆみゼロ”を叶える8つのTIPS
ピアスホールは小さくても「傷口」。そこに金属イオンが染み込むと、赤みやかゆみといった不快な症状が現れることもありますが、正しい素材の選び方と日々のケアさえ理解しておけば、24時間つけっぱなしにするのも怖くありません。ここではよくある8つの疑問についてお答えします。
5-1. 金属アレルギーについてよくある疑問と回答
Q | A | キーワード活用 |
発症のサインは? | 赤み・かゆみ・水疱。外して洗浄し48時間様子を見る | 金属アレルギー 症状 |
一度発症したら一生? | 体質だが軽度なら素材変更で再挑戦可 | 金属アレルギー 再発 |
シルバー925は大丈夫? | ロジウムコート or 低銅合金なら長時間可 | シルバー925 つけっぱなし |
おすすめ ブランドは? | 医療用チタン採用ブランドを選ぶと安全 | おすすめ ブランド チタン |
フープピアスとスタッド、どちらが安全? | 素材次第。チタンならどちらもOK。メッキフープはNG | フープピアス メンズ |
かゆみが出たらどうする? | 冷却→生理食塩水→抗炎症クリーム。改善なければ皮膚科へ | 金属アレルギー かゆい |
MRI 検査は外す? | チタンは可、316L・925 は基本外す。病院に確認を | 金属アレルギー MRI |
寝汗が多い人の対策は? | 寝る前に耳周辺をパウダーでドライキープ | つけっぱなし ピアス 寝るとき |
かゆみは耳からの小さなサイン。放置せず、原因を理解して正しく対策すれば、耳元に再び快適で穏やかな輝きが戻ってきます。耳が送る小さなメッセージを見逃さないように。
5-2. 金属アレルギーを防ぐために──ピアス素材選びの重要ステップを再確認
パッチテストの実施:48時間後の赤み・かゆみを確認
ピアスを安全につけっぱなしにするためには、事前に素材が肌に合うかどうかの確認が重要。ピアスの素材を腕の内側や耳の裏など目立たない箇所に48時間貼り付け、赤みやかゆみなどの反応が出ないかをチェック。反応が出なければ、安心して着用できます。
最初の選択は「チタン」がおすすめ:金属アレルギー保険のような安心感
ピアス素材選びで迷ったら、まず最初に選ぶべき素材は純チタンです。医療用グレードで肌に優しく、アレルギーのリスクが極めて低いため、金属アレルギー対策の“保険”のような安心感があります。特にピアス初心者や敏感肌の方には、第一歩としてチタンが最適な選択です。
慣れてきたら「316Lサージカルステンレス」や「シルバー925」へ:まずはロジウムコーティングされたピアスで安全に
純チタンでのピアス着用に慣れ、金属アレルギーが出ないことが確認できたら、デザインが豊富な316Lサージカルステンレスやシルバー925へ選択肢を広げてみましょう。初めて試す際は、変色や金属イオンの溶出を防ぐ「ロジウムコーティング」が施されたピアスを選ぶと安心です。
5-3. 金属アレルギーを防ぐために──持っておきたい3つのケア必需品
0.9%生理食塩水スプレー:毎晩のピアスホール洗浄に必須
金属アレルギー予防には、ピアスホールを毎日清潔に保つことが重要。人体と同じ浸透圧の0.9%生理食塩水スプレーは、傷口を刺激せず、汚れや金属イオンを優しく洗い流します。毎晩のケアに取り入れれば、トラブル予防につながります。
ノンステロイド抗炎症クリーム:赤みやかゆみの早期ケアに
ピアスホール周辺に軽い赤みやかゆみが出たら、早めのケアが肝心。ノンステロイドタイプの抗炎症クリームなら、肌への刺激が少なく、初期症状を優しく抑えることができます。悪化する前にさっと塗って、快適な状態を取り戻しましょう。
シリコンイヤーパッド:ヘッドセットや就寝時のピアスへの圧迫を優しく緩和
ヘッドセットの使用時や睡眠中は、耳への圧迫によってピアスホールが刺激されることがも。シリコン製のイヤーパッドを使えば、ピアスと耳への圧迫感が軽減され、快適な状態で過ごせます。毎日の小さな負担を取り除くことで、24時間の快適さが格段にアップ。
第6章|購入前の最終チェックリスト──クリック直前の5秒確認で「失敗ゼロ」へ
オンラインで、つけっぱなしピアスを選ぶ際に確認を怠ると、後々の痛みや不快な圧迫感につながります。カートに入れる直前にわずか5秒でサッと確認できる項目を、分かりやすい表にまとめました。
6-1. サイズ・ゲージ・留め具の最終確認
項目 | ロブ推奨 | ヘリックス推奨 | チェック方法 |
ゲージ | 18G (1.0 mm) | 16G (1.2 mm) | 商品スペック → gauge欄 |
内径/外径 | 耳厚+1 mm(10 mm前後) | 耳厚+1 mm(6〜8 mm) | ノギスで耳厚計測 |
留め具 | フラットプッシュバック | クリックフープ or インターナル | 拡大写真で形状確認 |
6-2. 素材表記とアレルギーポリシー
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ニッケルフリー/金属アレルギー対応 の明記を確認。
ピアスの素材欄や商品説明文に「ニッケルフリー」または「金属アレルギー対応」と明記されているか、購入前に必ず確認しましょう。敏感肌やアレルギー体質の方は、この表示があることで安心して着用できます。
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シルバー925や18金など素材の表記 を見る。合金や真鍮はNG。
商品ページの素材表示欄を見て、シルバー925、18金、純チタン、316Lサージカルステンレスなど明確な素材が記載されているかをチェック。「合金」「真鍮(ブラス)」など、不明確で金属アレルギーを起こしやすい素材が使われている場合は避けるのがベターです。
6-3. 開封後 48 h モニタリング
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装着テストの実施:痛み・圧迫・かゆみがないか6時間ごとに確認
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洗浄テストの実施:就寝前に生理食塩水で洗浄後、しっかり乾燥して臭いがないかをチェック
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動作テストの実施:枕・イヤホン・マスク着脱時に引っ掛かりや違和感がないか確認
6-4. オンラインストアでのピアス選びは「数字と感覚で判断」
ピアス選びは、数字(サイズや素材)で基本的な快適さを確かめたら、あとは感覚の出番。鏡の前で心がふっと弾むようなときめきを感じたら、それがあなたにぴったりのピアスです。ときめきと快適さ、その二つが揃ったとき、あなたの耳元は24時間、自信あふれる輝きを放つ最高のステージへと変わります。
第7章|まとめ──24時間つけっぱなしピアスを、あなたの日常の“当たり前”にするために
ここまで読み進めてくださったあなたは、「素材」「位置」「サイズ」「ケア」という、つけっぱなしピアスに必要な4つの大切な鍵をすでに手に入れています。これらの重要なポイントをもう一度整理し、あなたが次に取るべき具体的なアクションをまとめました。
7-1. つけっぱなしピアスの重要ポイントを5行でおさらい
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素材選びはチタン・316Lサージカルステンレス・シルバー925 が基本:金属アレルギー対策の必須条件。
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サイズは「耳厚+1mm」の余裕を確保:圧迫感をゼロにして24時間快適に。
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位置で快適度が変わる:ロブが最も快適、軟骨(ヘリックスやトラガス)は位置選びが大事。
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フープピアスは留め具がポイント:クリックフープやキャッチレスなど引っかかりのないタイプを選択。
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購入前チェックリストで最終確認:オンライン購入の失敗をゼロに。
7-2. 24時間つけっぱなしピアスへの第一歩──あなたのタイプ別・次に試すべきアクション
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初めて挑戦するあなたへ:純チタンのスタッドピアスで 24 時間の快適さを体験する。
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フープ派のあなたへ:外径10 mm・厚さ 1.2 mm以下の316Lサージカルステンレス フープピアスで毎日の安定感を確認する。
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デザインで重視で楽しみたいあなたへ:シルバー925フープピアスでデザインと快適さを両立してみる。
耳たぶに小さなつけっぱなしピアスを添えるだけで、あなたの毎日の風景は今より少しだけ鮮やかになります。いつもの日常がふと輝き始める──ぜひ小さな変化を確かめてください。
7-3. 耳元から広がる新しい日常──小さなピアスだからこそ天然素材を
つけっぱなしピアスは、単なる「外さないアクセサリー」以上の存在です。朝目覚めたベッドの中や、午後のカフェでのくつろいでいる時、夜風が心地よい帰り道ーーあなたが過ごしている毎日の瞬間に静かに寄り添ってくれる、自分の体の一部のような感覚になるかもしれません。
あなたの体の一部になるからこそ、できれば天然素材のシルバー925やK18ゴールドを選んで欲しいというのが、私の考えです。たしかにチタンやサージカルステンレスや安価で便利な素材ですが、化学的に製造された合金です。言い方は悪いかもしれませんが、ファーストフードのようなものかもしれません。
化学的には同じ味や栄養素でも、その成り立ちや実際に食べた時の感じは全く違うものです。ジュエリー選びにも同じことが言えると思います。これを読んだあなたには、自分の体のことを考えて、ぜひ天然素材を選んでほしいと思います。